太刀魚征伐 2016

2016.2.20


太刀魚を釣りに、松山へ。
いろいろな思い出を抱いて、松山へ。




残念ながら天候には恵まれなかった。
朝から夕方までは、雨。

それは覚悟のうえ。




やってますねー。
さあ、こっちも行きますよ。




この、船に乗り込む感、いいね。
旅行、じゃない。

登山と似ている。
ビールは、終わってから、飲む。

鉄道旅行なら、その道程が既に、楽しさとなる。
駅から出発する瞬間を待って、ビールをプシッと乾杯、などという。

で、ふと気付いたのは、鳴門ウチノ海のイカダ釣り。
未だ経験が無いが、釣って、そして料理して、食べて、飲んで。
そんな、同じ釣りながら、あまりにも違う雰囲気の要素を、考える。




雨は降り続く。
一応防水の防寒具ではあるが、なにより手が、ふやける。

考えれば雨の中、居続ける経験って、あんまり無い。




人間の皮膚は、濡れ続けると、ふやける。
どんどん雨水を吸って、そうなる。

既に指紋認証は、不可。
人間は陸上に住むように出来た、生物でありました。


風が無いので、寒くは無い。
ただただ、指がふやけるのみ。




開始早々、一匹ゲット。
振り返ればこれで安心したのかな。

ボウズ免れ。
あとは余裕で、いきます。


結果的にはこのあと全く、釣れず。
ほんと、釣れない。

釣れない場合、わたしの場合、いろいろと、考える。
なにかドロドロとした意識が、湧きあがる。




その気持ちを洗い流すように、雨が降る。
そんな状況に出会う確率は低いのだろうが、もっと快適に雨中で過ごす術が、必要。

だんだん、しゅんできた。




イワシの生餌をとりつけた、テンヤ。
振り返ればこれに、固執したかも。

そしてジギングに対する準備が、不足していたかも。




この辺はGPSで確認すれば、もう既に広島県呉市に、ほとんど近い。
そんなところで、釣ってたんですねえ。

釣ってる時はそんな余裕は無い。
地理的状況に対する認識については。


釣れない時によく考えたのは、深海魚について。
水圧、という概念。

実は地球の深海について、人間は何にも解ってはいない。
なにしろ、情報があまりにも少ない。
知る術が、無いのだ。




終了間際、樋富さんから借りたこのジグで、何とか2匹目を、得る。
別に1匹でもいいんだけど、両目が開いて、帰りたい。

ということで、納竿。


帰ります。



釣り終了とほぼ同時に、雨あがる。





翌日、骨せんべい作成。
2度揚げを、実践。




いっかい揚げて、そしてもいっかい、揚げる。




そもそも最初の揚げは、180度だったんか、という話。
油コントロールがそもそも、できてない。




結果的に、美味しかった。

パリッと揚がった骨せんべい。
身もふっくらと、美味しい。

なにより自分で釣ったという満足感が、味わいを、増す。


柚木さん、樋富さんをはじめ、参加した皆様、大変お世話になりました。
ありがとうございました。


TOP